ロッテルダム医学生に終身刑、隣人と教授を殺害した残虐な犯行
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衝撃的な殺害事件と終身刑の判決
2023年9月28日、ロッテルダムで起きた連続殺人事件で、Erasmus大学の医学生Fouad L.が終身刑を言い渡された。被害者は近隣住民のMarlousとその14歳の娘Romy、そしてErasmus医療センターの教授Jurgen Damen氏。
ロッテルダム地方裁判所は、L.が計画的に復讐心から殺害に及んだと認定。L.には解離性障害が診断されているが、裁判所は「善悪の判断能力があった」と結論付け、検察の求刑(懲役30年と無期限の精神科施設収容)を超える終身刑を言い渡した。仮釈放の可能性は極めて低く、25年後に再評価が行われる予定だ。
犯行の経緯と動機
裁判所によると、L.は最初に自宅近くのDelfshaven地区で、隣人である14歳のRomyを銃撃。その後、彼女の母親である39歳のMarlousさんを複数回撃ち殺害。さらに、負傷したRomyに再度銃撃を加え、病院で死亡に至らしめた。
次にL.は、バイクでErasmus医療センターに向かい、講義中のDamen教授を至近距離から銃撃し、現場で死亡させた。その後、モロトフカクテルを使用して建物内で放火を行い、複数の人々を脅迫。最終的に警察により制圧された。
動機は「復讐心」に基づくもので、隣人に対しては動物虐待に関する通報への怒り、Damen教授に対しては卒業の遅延を理由にした恨みが背景にあったとされている。
被害者家族と関係者の苦しみ
裁判では、被害者家族や関係者が深い悲しみと怒りを語った。Romyさんの双子の妹は「彼(L.)によって、自分の一部が奪われた」と証言。父親はL.に対し、「望んでいた結果が得られたのか? これほど多くの喪失と痛みは価値があったのか?」と問いかけた。Damen教授の助手も証言し、犯行現場から逃げた自責の念に苦しんでいると述べた。「彼が撃たれる瞬間を目の当たりにし、その記憶が頭から離れない。大きな音に対する恐怖で、日常生活が崩壊している」と語った。
精神疾患の影響と裁判所の判断
L.は裁判で、卒業できないことへの怒りと挫折感から「非常に恐ろしい計画」を立てたと告白。さらに、自分の頭の中にある架空のコンピューターから指示されたと主張した。しかし、裁判所は、計画の遂行中にL.が一度殺害計画を中断したことを重要視し、「善悪の判断が可能だった」と判断。精神疾患は考慮されたものの、計画性と冷酷さが終身刑の決定要因となった。
控訴の可能性と今後の展開
被告人および検察側は、判決や量刑に対して14日以内に控訴することができる。現時点で控訴の意思は明らかにされていないが、極めて厳しい判決に対する法的手続きの動向が注目されている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


