社会
70%のオランダの保育施設で待機リスト発生、スタッフ不足が原因
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深刻なスタッフ不足が保育業界を直撃
オランダの保育施設の70%以上で、一部の曜日または全曜日にわたる待機リストが存在しています。特に学童保育では、約60%の施設で待機リストが見られ、現在、保育業界全体で7,500件の求人が埋まらない状況です。
ナショナルバカンシーバンク(National Vacancy Bank)のスザンヌ・マルセン氏は、「保育の需要を満たすにはスタッフの働き方改革が必要ですが、その保育業界自体が人手不足に直面しており、いわば鶏と卵のような状況です」と述べ、問題解決の難しさを強調しています。
無料化計画への懸念
政府は保育をほぼ無料化する計画を打ち出していますが、この施策に対し、労働組合CNVや専門家から懸念の声が上がっています。CNVは、保育需要がさらに増加することで「保育が抽選のような状態」になる可能性があると警鐘を鳴らしています。
具体的には、無料化が実現すれば現在の供給不足がさらに悪化し、今後10年以内に27万5,000人の子どもが保育施設に入れなくなると予測されています。
改善の道筋
ナショナルバカンシーバンクも、この懸念を共有しています。スザンヌ氏は「無料化計画は理想的な構想に見えますが、結果としてスタッフ不足が一層深刻化する可能性があります。保育の需要に対応するための施設や人材を確保しなければ、この問題は解決しません」と述べています。
保育業界では政府や関連団体と連携しながら、スタッフの確保と施設の拡充に向けた対策が急務となっています。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


