麻疹(はしか)感染拡大 アムステルダムの小学校で16人感染、4人入院
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麻疹、小学校で集団感染発生
アムステルダムのNieuw-West地区にある小学校で麻疹(はしか)の集団感染が発生し、16人の児童が感染したと市の保健機関(GGDアムステルダム)が発表した。このうち4人は入院したが、現在は全員退院している。
感染源は、海外で麻疹に感染した児童から兄弟姉妹を通じて校内に持ち込まれた可能性が高いという。感染した子どもは当該小学校の生徒ではなかったが、その兄弟姉妹を介して校内で急速に広がった。
予防接種率の低さが拡大の一因
GGDの医師Charlie van der Weijden氏は、地域の予防接種率の低さが感染拡大の大きな要因だと指摘した。問題の小学校も予防接種率が低く、ウイルスが広がりやすい状況だったという。オランダ全国でも感染者数は約110人に上り、アムステルダムのほかロッテルダム、ハーグ、アイントホーフェンでも小学校を中心に4件のクラスターが確認されている。
モロッコやルーマニアからの持ち込み
国内の感染例のうち少なくとも17人はモロッコで感染し、3人以上はルーマニアで感染したとみられる。モロッコでは数万人規模の感染が報告され、死者も100人以上にのぼっているという。オーストリアやドイツへのスキー休暇帰りの感染も警戒されている。
麻疹の危険性と呼びかけ
麻疹は非常に感染力の強いウイルス性疾患で、咳やくしゃみ、会話などでも感染する。発熱、風邪症状、目の充血などから始まり、耳の後ろから全身に発疹が広がる。重症化すると、特に乳児や妊婦、免疫力が低下した人に命の危険が及ぶこともある。
GGDは保護者に対し、子どもの予防接種を強く推奨するとともに、症状が出た場合は医師に相談するよう呼びかけている。 「予防接種率を高めることが、こうした感染拡大を防ぐ唯一の方法です。宗教的な理由などで悩んでいる方も、リスクについて率直に話し合ってほしい」とVan der Weijden医師は強調した。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


