販売終了前に“最後の爆買い”─2025年で禁止となる花火に駆け込む市民たち
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「売上は前年比20%増の見込み」
年末年始を控え、オランダ国内の花火販売が活況を呈している。業界団体「パイロテクニーク・ネーデルラント(Pyrotechniek Nederland)」によれば、このままの販売ペースが続けば、昨年比で約20%の売上増となる可能性があるという。
ただし、同団体会長Leo Groeneveld氏は「天候や世界情勢など複数の要因が影響を及ぼすため、慎重に見守る必要がある」としている。
注文数も注文単価も前年超え
オランダ消費者向け花火販売業者協会も同様の見方を示しており、Bart Pronk会長は「注文数も、1件あたりの購入量も前年を上回っている」と述べている。
とりわけ11月以降、オンラインでの注文数が急増しており、その背景には2025年から始まる花火全面禁止への不安があるとみられる。
「なくなる前に買っておきたい」
Groeneveld氏は、「在庫が限られているため、早めに買っておこうという心理が働いている」と分析している。実際、2024年12月中旬時点でも、店舗での売上は前年同時期を大幅に上回っているという。
ただし、販売可能な在庫には限界がある。
「最大で前年比20%増が限界だ。それ以上売ろうにも、在庫以上の販売は不可能である。最終的には輸入業者の在庫が尽きる」と語る。
輸入は中国から、補充は不可能
花火は主に中国から輸入されており、1年前からの事前注文が必要なため、年末になってからの追加仕入れはほぼ不可能である。
現在のところ、全体的な在庫不足は発生していないが、一部の人気商品――とりわけ「コンパウンド」と呼ばれる大型連発花火――はすでに売り切れとなっている。
2025年が「最後の年」に
2025年の年末年始は、オランダで一般向け花火が合法的に使用できる最後の年となる見通しである。
2025年7月、オランダ上院は花火の所持・販売・使用を全面禁止する法案を可決した。ただし、法律の具体的な内容については今後さらに詳細が定められる予定である。
今後も許可されるのは、線香花火やパーティーポッパーなど軽微な製品のみとされる。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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