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「子どもの笑い声は騒音じゃない」子ども支援団体が遊び場制限に異議
社会

「子どもの笑い声は騒音じゃない」子ども支援団体が遊び場制限に異議

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「遊び場が消えるのはおかしい」

オランダの子どもの遊び支援団体ヤンチェ・ベトン(Jantje Beton)の代表Mascha van Werven氏は、「1人の苦情が、何百人もの子どもたちの声や成長の権利より重く扱われてはならない」と強調した。

同団体が公表したデータによると、全国の27%の自治体が、子どもの遊びによる“騒音”を理由に遊び場を閉鎖・変更しているという。多くの場合、たった1件の住民苦情で「遊び禁止区域」が設定されているケースもある。

「遊び禁止」は子どもの発達を損なう

ヤンチェ・ベトンはこうした措置を「遊び禁止(speelverbod)」と呼び、「子どもには自由に遊ぶ権利がある」と主張している。Werven氏は、「自治体は“苦情”の処理を優先するのではなく、子どもの利益と地域の調和の両立を探る姿勢が必要だ」と訴えた。

同団体は、全国の自治体に対し、苦情対応の際には必ず子どもの利益を考慮するよう求める請願書を提出している。

「遊べる街」をたたえる賞

ヤンチェ・ベトンは毎年、「子どもに最も優しい自治体賞(Jantje Beton-prijs)」を発表しており、2025年の候補都市にはアペルドールン、ブレダ、ユトレヒトの3都市が選ばれている。これらの都市は、遊び場政策やコミュニティデザインにおいて子どもが自由に外で遊べる環境づくりを進めていると評価された。

オランダでは住宅地の密集化や高齢化の進行により、「子どもの声を騒音とみなす」住民トラブルが増加している。一方で、政府や教育機関は「外遊びの減少は健康と社会性の発達に悪影響を与える」として、遊びの重要性を訴えている。

参考

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