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ビネンホフ改修、完成は2031年夏へ延期─費用は27億ユーロ超に膨張
政治・行政

ビネンホフ改修、完成は2031年夏へ延期─費用は27億ユーロ超に膨張

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2031年夏まで工期延長へ

オランダ・ハーグの国会議事堂ビネンホフ(Binnenhof)の大規模改修工事について、Mona Keijzer住宅担当相は11月11日、完了予定が2031年夏へと延期されることを正式に発表した。改修費は最低でも27億ユーロに達し、2021年の着工時に見込まれていた4.75億ユーロから大幅に増額された。

延期の大きな要因は、中世から残る歴史建築「グラフライケ・ザーレン(Grafelijke Zalen)」の構造的劣化である。これらの建物は当初改修計画から外されていたが、新たな調査で以下の問題が判明した:

・複数箇所での水漏れ・湿気被害

・木材の腐食や木アリの侵入

・防火性能の不足

政府は、老朽化が進行すればさらに費用がかかるとし、改修の本体計画への再編入を検討している。

屋根・梁・地下室に広がる老朽化

現場では以下のような作業が進行中である:

・石綿(アスベスト)除去

・スレート屋根の全面張替え(あと4年必要)

・荷重梁の修復(400本以上が腐朽)

修復には専門技能が必要だが、オランダ国内の専門職人が極めて少なく、作業進捗に影響している。

進捗状況と今後の見通し

現在、4つの建設会社が20のモニュメント建築と65棟の施設(延べ4,000室超)で改修を行っている。敷地が限られ、建設資材の搬入経路が3ヶ所のみと制限されているため、物流面でも課題が残る。

訪問者や周辺住民がビネンホフ敷地内を再び通行できるのは2031年夏からとなる見込み。政府は2026年春の予算計画でグラフライケ・ザーレンの本格的改修を決定する可能性がある。

参考

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