約10倍の料金に要注意─イギリス渡航許可証を巡りオランダで被害相次ぐ
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高額ETA申請代行詐欺が多発
オランダ在住者の間で、イギリス渡航時に必要なETA(Electronic Travel Authorisation/電子渡航認証)を、本来の価格の約10倍の料金で取得してしまう被害が相次いでいる。
ETAは2025年4月以降、短期でイギリスを訪問するオランダ人を含む多くの外国人旅行者に対して義務付けられた書類で、公式サイトでは£16で申請でき、有効期限は2年間、複数回の入国が可能である。
民間サイトが高額代行
この夏、Fraudehelpdesk(詐欺ヘルプデスク)は「Google検索で“ETA 申請”を探すと、民間の申請代行サイトが上位表示される」として注意を呼びかけていた。同機関によれば、これまでに396件の通報があり、そのうち320人が実際に支払いを済ませていた。支払額の平均はおよそ€200にのぼる。
一部のサイトでは細かい注意書きにだけ料金や運営会社の情報が記載されていたが、他のサイトではまったく明示されておらず、公式と思い込んだ人も多かったという。
フライトアテンダントも被害に
被害に遭ったひとり、客室乗務員のClaudia Weijerman氏は、家族2人分のETA申請を行った際に、Google経由で非公式サイトにアクセスしてしまった。書類はすぐに届いたが、クレジットカードに€178が2回請求されていたことに気付き驚いたという。
「これは高すぎる」と感じ、銀行にも問い合わせたが、本人が承認した取引だったため補償されなかった。最終的には£50(約€58)だけ返金されたものの、「非常に不条理」とコメントしている。
3件で€700超の請求も
別の被害者も、非公式サイトで3件のETA申請をしてしまい、最初の1件で€242の請求が発覚。残りの2件も合わせて、総額€700超を支払ってしまったと話す。同氏は「仲介業者が存在すること自体、知らなかった。金額表示も見えなかった」とし、カード会社からのブロック通知でようやく気づいたという。
その後問い合わせたところ、運営会社からは「書類は法的に有効であり、これは“弊社のやり方”だ」と返答されたという。「見た目が非常に“公式っぽい”サイトだった。もっと注意すべきだった」と悔やんでいる。
【補足】ETAとは?
ETA(Electronic Travel Authorisation)は、イギリス入国時に必要な短期訪問者用の電子渡航認証。
2025年4月以降、オランダを含むEU加盟国からの渡航者にも適用。英国政府公式サイトまたは専用アプリでのみ申請可能で、価格は £16、有効期間は2年間である。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


