保育がほぼ無料に―政府、年間90億ユーロ投資で2029年までに実現へ
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保育の負担を大幅軽減する改革
オランダ政府は、2029年までに保育をほぼ無料とする政策を進める意向であり、そのため保育提供者に対し、毎年約90億ユーロを直接支払う計画を国家議会 Tweede Kamer に示した。
これは現行の保育手当制度=に替わる制度であり、家庭は保育費のごく一部のみを自己負担する方式となる。
“DAEB”制度導入で利益や報酬に上限
保育提供を「一般経済利益サービス(DAEB: Dienst van Algemeen Economisch Belang)」に指定する方針である。これにより、利益率や重役などの報酬は、オランダの政府基準「バルケネン基準(Balkenendenorm)」に準じて制限される。
一方で、提供者は適切な収益を確保しつつ、質の向上や施設拡充のための投資が可能とされている。
現場からの懸念
保育現場の運営者は、新制度が「画一的な制度になってしまう恐れ」を指摘しており、組織の自由度が失われる可能性があると述べている。たとえば、アムステルダムの保育施設 Woest Zuidの責任者Michiel van Dam氏は、現行制度の柔軟性が縮小することを懸念している。
さらに、近未来で必要とされるおよそ20万の新しい保育スポットを確保することが大きなチャレンジになるとされる。
法案提出と政府の意図
政府は来月、完全な立法案を発表する予定である。社会問題担当国務秘書 Jurgen Nobel によれば、この改革は「親の負担の軽減」「保育提供者への資金の安定」「保育セクターの長期的な計画可能性の確保」を意図しているという。利益制限は設けられるが、提供者が投資を行い運営を続けていける枠組みも維持される見込みである。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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