留学生はオランダ教育に満足─最大の壁は住宅と手続き
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教育の質には高い満足度
オランダで学ぶ留学生の多くが高等教育の質に満足していることが、新しい調査で明らかになった。調査は研究機関ResearchNedが実施し、約700人の留学生が回答した。
調査は学生団体
Interstedelijk Studenten Overleg(ISO)
Landelijke Studentenvakbond(LSVb)
Erasmus Student Network The Netherlands
の依頼で行われた。回答者の5人に4人以上が、オランダの教育に「満足」または「非常に満足」と答えている。講師の英語力が高く、入学前にカリキュラムが明確に説明されている点が評価された。
行政手続きに苦労
一方で、多くの留学生が行政手続きに苦労している。
特に
資金
住宅
アルバイト規則
に関する情報が英語で十分に提供されていないことが問題となっている。学生融資を扱う政府機関DUOも不満の対象となっている。
留学生の多くが、
自分が支援対象なのか分かりにくい
問い合わせの待ち時間が長い
言語の壁がある
と感じているという。
今月初めには、ティルブルフ(Tilburg)の会社が留学生に学生融資申請のサポートを行うとして数百〜数千ユーロを請求していたことも明らかになった。検察はこの行為を「道義的に問題がある」と批判したが、違法ではないとしている。
住宅問題が最大の課題
住宅不足も大きな問題となっている。
調査によると、
約3人に1人が住居確保まで3カ月以上かかる
「外国人不可」の広告に出会うケースも多い
という。
また半数以上の学生が「オランダ人学生より高い家賃を払っている」と感じている。詐欺被害に遭った学生もいるという。オランダに来る前の住宅情報に満足している学生は39%にとどまった。
社会的な孤立も課題
社会的な交流の面でも課題がある。約60%の学生が、オランダ人学生との交流が難しいと感じている。その理由として、会話がオランダ語に変わることやオランダ人学生同士でグループを作ることなどが挙げられている。
一方で、他の留学生や学部の学生団体との関係は比較的良好だという。しかし学生社交クラブやフラタニティは入りにくいと感じる学生が多い。
それでもオランダに残りたい学生も
留学生の精神的満足度は平均6.8点(10点満点)で、オランダ人学生とほぼ同程度だった。ただし約3分の1の学生は、オランダを「完全に自分の居場所」と感じていないと答えている。それでも半数以上の学生が卒業後もオランダに残る、将来戻ってくることを検討しているという。
理由として、
ワークライフバランス
キャリア機会
が挙げられた。
一方、オランダを離れる理由として最も多かったのは「オランダの気候」だった。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


