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イラン戦争でオランダの治安悪化懸念、ユダヤ施設や米国関連施設が標的に
社会

イラン戦争でオランダの治安悪化懸念、ユダヤ施設や米国関連施設が標的に

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中東戦争の影響がオランダにも

イラン戦争の影響は燃料価格など経済面ですでに現れているが、オランダ国内の安全にも影響が出始めていると専門家が指摘している。

週末にはユダヤ関連施設を狙った2つの事件が発生し、今後さらに攻撃が増える可能性があると報じられている。

ユダヤ施設への攻撃相次ぐ

金曜日にはロッテルダム(Rotterdam)のシナゴーグで放火事件が発生した。続く土曜日には、アムステルダム(Amsterdam)のユダヤ学校に爆発物が設置された。ロッテルダムの事件では若者4人が逮捕されたが、アムステルダムの犯人はまだ逃走中である。

オランダの司法・安全保障大臣ダーフィト・ファン・ウェール(David van Weel)は、これらの事件が関連している可能性を否定していない。先週ベルギーのリエージュ(Liège)で起きたシナゴーグ攻撃とも関係している可能性があるという。「正義の運動(Movement of the Righteous)」と名乗る組織が3件すべての犯行を主張している。

また攻撃の動画は、親イラン系のプロパガンダチャンネルで同じ方法で拡散されたと報じられている。

テロ脅威は「高い状態」

オランダでは以前からテロ脅威レベルが「かなり高い状態」にある。国家テロ対策・安全保障調整官(NCTV)によると、ユダヤ施設は以前から脆弱な標的とされてきた。

イラン戦争の影響で新たな脅威が生まれている可能性があるという。

「米国・イスラエル関連施設が標的」

外交シンクタンクClingendael研究所は今月初めの報告書で、米国とイスラエルによるイラン・レバノン攻撃が欧米の安全保障にも影響を及ぼすと警告していた。同研究所の安全保障専門家コーエン・アールツマ(Koen Aartsma)は、イランがオランダで米国やイスラエルに関連する標的を攻撃する可能性を指摘する。

具体的には、

大使館

学校

シナゴーグ

その他のユダヤ施設

などが挙げられている。

またイラン政府を批判する人物の暗殺や、オランダに住むイラン人コミュニティの不安も高まる可能性があるという。

犯罪ネットワーク利用の可能性

ライデン大学のテロ研究者エドウィン・バッカー(Edwin Bakker)教授は、これまでガザ戦争を巡ってオランダでユダヤ施設への攻撃は起きていなかったと指摘する。しかしイスラエルと米国がイランを攻撃してから短期間で2件の事件が発生した。「これはイラン政権の呼びかけと関係している可能性がある」と述べている。

報道によると、イランはロシアと同様に犯罪ネットワークを利用して攻撃を実行する可能性があるという。

難民増加の懸念

中東での戦闘が続けば、戦争や暴力から逃れる人々が増える可能性もある。

その結果、すでに逼迫しているオランダの難民受け入れシステムへの負担がさらに増える可能性があると指摘されている。

参考

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