ロッテルダムの歯科医、患者の医療情報を公開し警告処分を受ける
📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/160325-1)からの移行アーカイブです。
歯科医、患者の医療情報を公開
問題の発端は2年前、ロッテルダムの歯科医院での初診予約だった。診察料は117ユーロ(約1万9千円)で、患者はこの金額が高額すぎると感じた。しかし、医院側は請求額の変更を拒否した。
その後、患者はオランダの医療レビューサイト「Zorgkaart Nederland」に批判的な口コミを投稿した。レビューによれば、診察はわずか5分で、歯科医はX線写真を確認し「問題なし」と伝えただけだったという。また、患者が具体的な歯の不安について尋ねた際、歯科医は横柄な態度を取り、皮肉交じりに対応したとされている。患者は医院をほぼすべての項目で最低評価の1とした。
歯科医の反論、患者の情報を公開
この低評価に対し、歯科医は強い反応を示した。自身の対応を擁護しつつ、患者の医療情報を含む内容を公に投稿。「これは横柄さの問題ではなく、あなたが素人でありながら自分なりの“考え”を持っていたことが原因だ」と書き込み、さらにこう続けた。
「私が素人として歯科医や医師に相談し、『問題なし』と言われたら、安心して喜ぶだろう。しかし、あなたは違うようだ」このコメントには患者の具体的な診療内容が含まれており、個人情報保護規則に違反していた。そのため、Zorgkaart Nederlandは数週間後にこのコメントを削除した。
規律委員会が警告処分へ
患者はこの問題を医療規律委員会に報告。委員会は歯科医の対応が不適切であったと判断した。また、歯科医が過去にも同様の行為をしていたことが判明し、正式な警告処分を下した。審問の場で、歯科医は自身の行動が行き過ぎていたことを認め、「悪いレビューに対して自分を弁護する権利があると思っていたが、やりすぎた」と述べ、謝罪した。
なお、規律委員会の決定に先立ち、歯科医と患者のトラブルを仲裁する別の機関も、歯科医の発言を「不適切かつ攻撃的」と指摘し、患者の主張を認める判断を下していた。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


