リンブルフ、ロンドン〜ドイツ高速鉄道の近隣駅実現を目指す
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高速鉄道計画とリンブルフの狙い
リンブルフ州は、計画中のロンドン〜ドイツ高速鉄道(London–Germany HSR)に対して、州から近い地点に停車駅が設けられるよう強く働きかけている。リンブルフ州の公共交通・インフラ政策担当副知事Jasper Kuntzelaers氏は、「リエージュやアーヘンに停車できたら素晴らしい」と語っている。
この高速鉄道計画は、国際鉄道サービスのEurostarとドイツ鉄道(Deutsche Bahn)が協力して進めているもので、ロンドンを出発点にケルンやフランクフルトなど大都市への高速列車運行を視野に入れている。現在、実現に向けて技術面や運行面、法的課題の調査が行われている。
リエージュ・アーヘンへの停車を目指す
副知事は、オランダ・ベルギー・ドイツによるエウレゴ・マース=ライン(Euregio Maas‑Rijn)協力の枠組みを活用し、リエージュやアーヘン、あるいは両方への停車を実現させたいと述べている。エウレゴ協力は、三国間の公共交通強化に長年取り組んできた枠組みである。
現在運行中のドリエラントレイン(三国間鉄道)は、ベルギーのリエージュとオランダのマーストリヒト・ヘーレン、ドイツのアーヘンを結び、国境を越えた乗り換えなしの移動が可能となっている。この成功が、今回の高速鉄道計画でも影響力を持つと期待されている。
2030年代に向けた構想
Eurostarとドイツ鉄道が描く計画では、2030年代の初めに運行開始を目標としている。高速鉄道は最大時速300キロメートルで走行する可能性があり、ユーロスターの英仏海峡トンネル運行の経験とドイツ鉄道の広範なネットワークを組み合わせる構想だ。
この高速鉄道計画は、英国と大陸ヨーロッパをより速く・直接的につなぐ取り組みの一環であると同時に、持続可能な国際輸送を普及させる目的も持つ。
クワンタム施設誘致も視野に
D66州議会議員Leon Vaessen氏は、高速鉄道による強力な国際結節点は地域の発展にとって重要だと強調している。鉄道による連携は、アインシュタイン望遠鏡(重力波観測施設)のような共同プロジェクト推進にも寄与するという。
副知事は、高速鉄道計画だけでなく、マース線(ナイメーヘン〜フェンロー〜ロールモンド)などリンブルフ州内の公共交通網整備も担当している。また交通・文化遺産にも関与しており、多面的な交通政策を進めている。
政治的支援も後押し
副知事の提案は、リンブルフ州の国王専用監督官でもあり、元社会党(SP)党首から支持を受けている。エウレゴのパートナーとともに、停車駅誘致の実現に向けた活動が続けられる見込みである。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


