NATO首脳会議の警備は確保も、地域イベントへの影響は避けられず
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NATO首脳会議の厳戒警備
6月24日〜25日にハーグで開催されるNATO首脳会議に向け、オランダ警察は大規模な警備体制を整えている。会場となるワールド・フォーラムには各国首脳や閣僚を含む約6,000人が集まる予定で、「オランダ史上最大の警備作戦」と位置づけられている。全国警察の司令官ウィレム・ウールダース氏は、警察がこの高レベルの安全対策を確実に実施できると強調。しかし、首脳会議に多くの警察官が動員されることで、地域のイベントや通常の警察活動への影響が懸念されている。
地域警察リソースへの影響
ウールダース氏は、警備強化の影響で全国の通常業務が損なわれることはないとし、「通常の警察業務は確保される」と述べた。しかし、地方自治体の首長たちは、首脳会議の影響で地域の警察リソースが削がれることに不安を示している。
Nijmegen市のフベルト・ブルルス市長は、「もし緊急事態や大規模デモが発生すれば、警察の応援が必要になる。しかし、警備リソースが限られている中でそれに対応できるか不透明だ」と警戒を強めている。
イベントへの影響
NATO首脳会議の警備に多くの警察官が割かれることから、いくつかのイベントがすでに中止となっている。
・Veenendaal-Veenendaal cycling race
・ZLM Tour(自転車レース)
また、オランダ国内自転車選手権の開催可否も未定である。一方で、Nijmegen四日間行進(Vierdaagse)など、年初に計画された主要イベントは予定通り実施される見込み。ブルルス市長は、「地域によって影響は異なり、警備の都合次第でイベント開催の可否が決まる」と述べた。自治体はこの状況を理解しているものの、事前の調整が不十分だったことに不満を示している。
通常業務は維持も特別措置導入
ウールダース氏は、NATO首脳会議中も全国の警察署は通常通り運営され、緊急対応や捜査業務も継続されると強調。しかし、警備体制の強化に伴い、以下の特別措置が取られている。
・警察官の休暇制限
・訓練スケジュールの変更
(新任警官をより多く警備に投入するため)
・警察ボランティアの追加勤務
・王立憲兵隊(Koninklijke Marechaussee)や軍の支援要請
警察はこのような対策を通じて、NATO首脳会議の厳重な警備と全国の警察業務の両立を目指している。
オランダ警察はNATO首脳会議の安全確保に万全を期すものの、その影響で地域イベントや警察の通常業務に負担がかかることは避けられない状況だ。一部のスポーツイベントはすでに中止され、他のイベントも影響を受ける可能性がある。警察の全国的な業務は維持されるが、警察官の休暇制限や軍の支援など、通常とは異なる特別な対応が求められている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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