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アムステルダムのトゥシンスキー劇場、ヨーロッパ映画文化の宝に選出
社会

アムステルダムのトゥシンスキー劇場、ヨーロッパ映画文化の宝に選出

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ヨーロッパ映画文化を象徴する存在に

欧州映画アカデミー(EFA)は2025年10月9日、アムステルダムのロイヤル・シアター・トゥシンスキー(Royal Theatre Tuschinski)を、「Treasures of European Film Culture(ヨーロッパ映画文化の宝)」に正式登録したと発表した。

EFAはこの認定について、トゥシンスキー劇場を「ヨーロッパ映画史において象徴的かつ保存に値する文化的遺産」と評価。将来世代のために保護すべき場所として位置づけた。

オランダ国内で同リストに登録されるのは、ロッテルダムのコーニンクスハーフェン橋(De Hef)に続いて2か所目となる。

ポーランド移民が築いた映画の殿堂

トゥシンスキー劇場は1921年、Abraham Icek Tuschinski氏によって建設された。トゥシンスキーはポーランド出身の元仕立屋で、1904年にアメリカへ移住する途中でオランダに滞在した際、ロッテルダムに魅了されて定住。

その後、複数の映画館を開業し、映画興行の先駆者として知られるようになった。

圧倒的なアール・デコ様式の美

建築様式はアール・デコとアムステルダム派の融合で、外観から内装に至るまで華麗で芸術性の高い装飾が施されている。1995年にはフランス資本の映画会社Pathé(パテ)が所有権を取得し、文化遺産としての保存に力を入れている。

2021年には、イギリスのカルチャー誌Time Outがトゥシンスキー劇場を「世界で最も美しい映画館」に選出し、その芸術的価値が改めて国際的に評価された。

映画と建築の交差点として

トゥシンスキー劇場は、単なる上映施設にとどまらず、建築芸術と映画文化の融合を体現する場として世界中の映画人から敬意を集めている。

内部にはステンドグラスの照明や手彫りの木製装飾、そして100年以上前の音響設備が残されており、今も特別上映や映画祭の会場として使用されている。

参考

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