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「15年前に死亡」と記録された男性、実は存命中―前代未聞の行政ミス
社会

「15年前に死亡」と記録された男性、実は存命中―前代未聞の行政ミス

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死亡証明書を出された生存者

オランダ北部のミッデン=フローニンゲン(Midden-Groningen)自治体が、70歳の男性を「15年前に死亡」と誤って記録していたことが明らかになった。男性は今も健在であり、複数の政府機関が数ヶ月にわたり「法的な蘇生」手続きを進めている。

この件は地元紙 Dagblad van het Noordenにより報道され、ノールト=ネーデルラント地方裁判所も「かつてないケース」として存在を認めている。

元妻の申請で「失踪→死亡」と誤認

経緯は以下の通りである:

・2010年に男性と元妻が別居

・元妻が2023年、「男性は15年間見ていない。死亡したと思う」と裁判所に申請

・警察には正式な行方不明届は出ていなかったにもかかわらず、裁判所は「2010年5月1日以降行方不明」と認定

・その後、全国紙に1ヶ月間の告知が出されたが、男性はこれに気づかず

・通常の失踪手続きにより、2023年9月に「失踪者」として正式認定

・元妻がこの書類を持参して自治体に申請し、自治体が2023年12月に「死亡証明書」を発行

結果的に、男性は「2010年5月1日に死亡」したと正式に登録されてしまった。

実際の男性の生活と困難

男性は新しいパートナーと共に静かに生活しており、税金や保険料の支払いはしていなかったが、それが「死亡状態」を裏づけるものではない。本人は深くショックを受けており、生活上のあらゆる公的手続きに支障が出ている。

蘇生に向けた法的対応

ミッデン=フローニンゲン自治体は、失踪・死亡認定の取り消しを裁判所に請願。オランダ検察庁(OM)はこの請願を受理し、裁判所が緊急対応で審議する予定である。

裁判所が認定を覆す時期は未定であり、男性が「生存者」として正式に記録を修正できるまで、行政的・社会的な不便は続く見通しである。

参考

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