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国防軍、軍医・ICU看護師を緊急募集 NATO圏での戦時対応を想定
政治・行政

国防軍、軍医・ICU看護師を緊急募集 NATO圏での戦時対応を想定

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戦時搬送体制の自立化へ

オランダ国防省は、戦時に備えた医療搬送体制の強化を目的に、軍医や集中治療室(ICU)の看護師を緊急募集している。

** 必要とされる医療スタッフ**

集中治療専門医(ICU医師):12人以上

ICU看護師:数十人規模

オランダ軍のSaskia Meerhoff大佐は、「重傷者を安全に搬送するための医療チームを拡充する必要がある」と語った。

NATO負傷兵の搬送も軍が対応へ

オランダ軍は、すでに手術チーム(外科医・麻酔科医・看護師)を運用しているが、負傷兵の搬送についてはこれまでドイツやイギリスに依存していた。しかし、今後はオランダが独自の搬送体制を整え、自国の兵士だけでなくNATOの負傷兵にも対応する方針だと、Meerhoff大佐は強調する。

この新たな搬送体制のもと、オランダ軍は戦場で負傷した兵士を直接オランダ国内の病院へ輸送できるようになる。そのための医療スタッフ確保が急務となっており、Meerhoff大佐は現在、国内14の主要病院を訪問し、医師や看護師に軍への参加を呼びかけている。

新たな医療搬送チームの役割

医療従事者の参加方法としては、現役の軍医・軍看護師としてフルタイムで勤務する選択肢のほか、通常の病院勤務を続けながら予備役(リザーブ)として登録し、8週間の軍事訓練を受ける方法も用意されている。予備役の場合、有事の際に国防軍が動員し、軍の医療活動に従事することになる。

Meerhoff大佐は、2028年までに新しいICU搬送チームを訓練し、配備する計画を進めている。現在、オランダ軍のICU看護師は定員84名に対して41名しかおらず、搬送専用のICUチームに必要な追加要員の確保も急がれている。オランダ全体でICU看護師が不足している中、医療スタッフの確保は最大の課題となっている。

オランダ軍の医療体制強化は、NATOの戦略変更や欧州の安全保障環境の変化を反映したものとみられる。

参考

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