アムステルダムが若者向けTikTokチャンネルを開設─信頼情報を発信
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TikTokで信頼できる情報を発信
アムステルダム市は若者に向けて信頼できる情報を発信するTikTokアカウント「@JongAmsterdam」を立ち上げた。このチャンネルは、メンタルヘルスや金融、ワクチン、安全、栄養、そして18歳で成人になる際の生活に関する情報など、幅広いテーマを扱うことを目的としている。
同市はこのチャンネルを通じて若者と直接交流し、彼らが何に関心を持っているのかを学びたいとしている。
政府の不在を補完する狙い
担当の情報システム・技術担当副市長Alexander Scholtes氏は、TikTokが多くの若者にとって主要なニュース源になっている一方で、政府はプラットフォーム上でほとんど存在感がないため、信頼できる情報へのアクセスが制限されていると述べている。
さらに、ワクチンやメンタルヘルス、栄養に関する誤情報が若者に広がっていることへの対策としても対応が必要だと強調している。
若者の利用実態と背景
2025年の大規模な若者調査「Grote Jongerenonderzoek」によると、15~21歳の若者の約68%がTikTokを積極的に使用し、そのうち約22%がニュースを得るためにTikTokを利用しているという。
このため、市は若者の日常的な情報接触点としてTikTokを重視している。
プライバシーと安全性に配慮した運用
アムステルダム市では、職員の公式機器にはTikTokをインストールできないというセキュリティ・プライバシー上の制約があるため、専用の端末2台を用意し、TikTokのみをインストールした状態で管理チームが運用する体制を採用している。広告は未成年をターゲットとせず、検索ワードの使用も行わない措置が取られている。
このTikTokチャンネルは、アムステルダム市の広範な戦略「Online World of Youth(若者のオンライン世界)」の中核的取り組みであり、信頼できる情報提供だけでなく、誤情報、ネットいじめ、その他のオンラインリスクに対処することも目指している。
市はこの取り組みについて、開始から約18か月後に評価を実施し、効果的な点や改善点を見極めたうえで継続の可否を判断する予定である。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


