睡眠ドリンク「ドロームサップ」に重い副作用の報告相次ぐ
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禁止薬成分を含む“天然の睡眠ドリンク”
オランダの医薬品安全監視機関Lareb(薬剤監視センター)によると、これまでに19件の公式報告と、ユトレヒト大学医療センター内の全国中毒情報センターへの数十件の通報が確認された。
「ドロームサップ」は、ハーブと蜂蜜を使った“天然の眠りを助ける飲料”として宣伝されているが、実際には抗ヒスタミン成分のドキシラミンが主要な作用を持っていることが判明した。
副作用の症状は多岐にわたる
報告された症状は、心拍異常(動悸)・幻覚・不眠や悪夢・めまい・かゆみ・下痢・勃起障害・情緒不安定・視界の二重化など多様である。最年少の報告者は15歳、最高齢は79歳。多くのケースでは、摂取をやめると症状が改善しているという。
NVICによると、30件以上の通報には「意識低下、失神、不安、胸の痛み、下痢」といった深刻な症状も含まれていた。そのうち4件は10歳未満の子ども、3件は10代の利用者だった。
医療従事者の利用例も判明
NVICには、夜勤中の同僚がドロームサップを使用していることを知った警察官や医療助手からの相談も寄せられている。
同センターは「製品の使用を直ちに中止すべき」と明確に警告した。
なぜ販売できているのか?
「ドロームサップ」は、法的には医薬品ではなく“食品”として登録されている。これは、含有するドキシラミンの濃度が“医薬品と見なされる基準値のわずかに下”であるためで、この“抜け道”によって市場販売が可能になっていた。
Larebはこの件をオランダ食品消費者安全庁(NVWA)に報告しており、現在当局が対応を協議している。
専門家「自然由来とは名ばかり」
睡眠医学の専門家Myrthe Boss氏は、「ドロームサップには禁止薬ドキシラミンが含まれている。眠気は誘発するが睡眠の質を改善しない上に、
めまい・記憶障害・幻覚といった危険な副作用を伴う。」と警告している。
【補足】ドキシラミンは抗ヒスタミン薬の一種で、アレルギー抑制作用のほか眠気を引き起こす性質がある。かつて鎮静剤として使われていたが、副作用リスクの高さからオランダでは薬用禁止。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


