「糖尿病予備軍」の6人に1人が8年以内に心筋梗塞または脳卒中
📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/120525-3)からの移行アーカイブです。
「糖尿病予備軍」=まだ健康?
マーストリヒト大学医療センター(MUMC+)が実施した最新研究によれば、糖尿病の前段階である「糖尿病予備軍(pre-diabetes)」の人々は、すでに血管に深刻な影響を受けている可能性があるという。
研究を主導した糖尿病専門医Martijn Brouwers医師は「これまで“予備軍はまだ無害”と考えられてきましたが、すでに動脈が詰まり、心臓や脳への血流が妨げられているケースもある」と語る。その結果、8年以内に心臓発作や脳卒中を起こすリスクが6人に1人という、決して軽視できない数字が明らかになった。
「体内に時限爆弾」抱える現実
現在、オランダには約140万人の糖尿病予備軍がいると推定されており、数十万人が“見えないリスク”を抱えて生活していると警告されている。
症状が軽いため、自覚がないまま放置されやすいのが最大の問題。疲労感や喉の渇きなど、あいまいな症状にとどまることが多い。
「予備軍は治せる」早期発見がカギ
オランダ糖尿病基金(Diabetes Fonds)のディレクター、Diena Halbertsma氏は、「この研究結果にショックを受けたが、希望はある」と強調。「予備軍は進行性ではあるが、早期発見・介入により十分に回復可能。生活改善で健康を取り戻すことができる」
糖尿病基金では、自身が予備軍に該当するかを判定できる無料のオンラインテストを提供しており、気になる人はかかりつけ医に相談し、血液検査で確認することが推奨されている。
政府の役割も重要
Brouwers医師は、個人の努力だけでなく、政策的支援の必要性も訴えている。
・スポーツクラブへの補助金
・健康食品の付加価値税(VAT)引き下げ
といった措置により、低所得層でも健康的な生活習慣にアクセスできる社会づくりが求められている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


