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オランダ、犯罪歴のある里親の受け入れを永久禁止 厳格な監視体制を導入へ
社会

オランダ、犯罪歴のある里親の受け入れを永久禁止 厳格な監視体制を導入へ

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犯罪歴ある里親の受け入れを禁止

オランダ下院(Tweede Kamer)は、暴行・ネグレクト・性的虐待などの犯罪歴を持つ里親が、今後一切里子を受け入れられないようにする法改正を承認した。また、里親制度の監視体制を強化し、過去の里子の受け入れ状況を常にチェックすることを義務付ける方針も決定。

さらに、児童の安全に深刻な疑いがある場合、警察が家庭訪問を実施できる権限を付与する。また、すべての里子が信頼できる相談相手(コンフィダント)を持つ権利を徹底させる。

背景:里子虐待事件

今回の厳格化は、Vlaardingenで発生した少女への長期虐待事件を受けたもの。

・当時10歳だった少女は、重度の暴行を受け、一生涯のケアが必要な状態に

・同じ家庭にいた他の里子たちも虐待されており、最終的に保護された

・里親は、重度の暴行と殺人未遂の容疑で捜査対象に

少女は虐待をスーパーで通報したものの、警察は「虚偽の申告」と判断し、一度里親の元へ戻していた。その際、里親支援団体William Schrikker Stichtingが「少女は以前も嘘をついていた」と警察に説明したことが影響していた。このケースを受け、政府は児童の証言をより真剣に受け止めるよう制度を改善することを決定。

里親制度の監視強化と新対策

議会は、里親制度の透明性と安全性を高めるため、20以上の改善策を承認。

** 主な改善策**

・ 児童虐待の兆候がある場合、警察による家庭訪問を可能に

・ すべての里子に相談相手(コンフィダント)を提供

・里親制度の監視強化(過去の里親経験や受け入れ状況の継続的なチェック)

・里親に対する教育プログラムの義務化

・児童の証言をより重視し、必ず個別面談を実施

現在、里親が受ける教育は義務化されていないが、今回の決定を受け、政府は里親に対する必修教育の導入を検討している。

児童保護制度の改善へ

政府は、家庭外での保護が必要な子どもたちの安全を保証する責任がある。このため、児童保護システムの抜本的な見直しを進めるとともに、危険な家庭環境に関する情報共有の徹底を図る方針。

参考

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