旅行者に警告─フランスで大規模ストライキ予定、道路封鎖の恐れも
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旅行者・輸送業界に警戒呼びかけ
オランダの交通情報サービスANWBは、本日9月10日(水)にフランス国内で予定されている抗議活動「Bloquons tout(すべてを封鎖せよ)」に関し、フランスを訪れているオランダ人旅行者に対して注意喚起を行っている。
ANWBは「どうしても移動が必要でない限り、旅行を延期するか、前日に出発する方がよい」と述べ、道路の封鎖やガソリンスタンドの閉鎖が起きる可能性があるとして、フランス国内での移動を控えるよう促している。
抗議活動の背景
この抗議運動は、フランス大統領Emmanuel Macron氏と、緊縮財政を進める現首相François Bayrou氏の政策に反対する匿名グループによって企画されたとされる。スローガンは「Nous bloquons tout(すべてを封鎖する)」。Bayrou首相は辞任が近いとの報道も出ており、国内の政治的不安も抗議の引き金になっている。
抗議の規模は現時点で不明だが、情報機関は最大10万人規模の参加があり得ると見積もっている。特にフランス西部およびローヌ渓谷地域での抗議活動の勢いが強いと、フランスメディアは伝えている。
組織性の欠如が予測困難さを増幅
ANWBの報告によれば、抗議運動は組織的に計画されておらず、指導者や報道窓口が存在しないため、どこで封鎖が起きるのか、どの程度の影響が出るのかを予測するのは極めて困難である。
フランス当局も「運動には構造がなく、計画性に乏しい」と指摘している。ANWBの担当者は、「高速道路の料金所や燃料基地などが封鎖される可能性がある」とし、「緊急車両の通行すら困難になる恐れがある」と警告している。
ANWBと業界団体が備えを強く推奨
ANWBはフランス国内を車で移動する旅行者に対し、以下のような備えを推奨している。
・スマートフォンの充電を十分にしておく
・飲食物を用意しておく
・ガソリンは満タンにしておく
また、オランダの業界団体evofenedexとTLN(オランダ運輸・物流協会)も、荷主や運送業者に対し対策を講じるよう呼びかけている。
evofenedexは、「フランス国内の混乱を念頭に置き、物流計画を調整すべきだ」とし、配送センターや燃料基地での封鎖の可能性に警戒を促している。TLNは加盟企業に対して、「代替ルートの計画、配送スケジュールの調整、現地状況の継続的監視」を呼びかけている。万が一、運転手や貨物が脅威にさらされた場合には、緊急通報番号112に通報するよう指示している。
鉄道への影響は未定
国際列車「ユーロスター」のスポークスパーソンは、抗議活動が鉄道運行に影響を与えるかどうかはまだ不明と述べており、現時点では通常通りの運行を継続しているが、「明日以降の状況を注視している」としている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


