オランダ、過去最低スコアながら「世界で最もクリーンな国家トップ10」に
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スコア78点で過去最低に
国際NGO「Transparency International(TI)」が2026年に発表した版腐敗認識指数(CPI:Corruption Perceptions Index)において、オランダは78点で8位にランクインした。順位こそ世界トップ10内を維持したが、スコアとしては過去最低であり、警鐘が鳴らされている。
同指数は「政治・行政の腐敗に対する専門家・企業関係者の認識」に基づき、各国を100点満点で評価するもので、スコアが高いほどクリーンな国とされる。
緊急法の濫用、信用失墜を指摘
TIは報告書の中で、ショーフ第1次内閣(Schoof I)による緊急法の頻繁な適用が民主的法治国家としての信頼を損なっていると批判。これにより、「市民社会の地位が急速に失墜している」と警告している。
また、オープン・ガバメント法(Woo)に関する不履行も問題視されており、これはルッテ内閣(Rutte Cabinet)の時代から継続的に指摘されてきた。
さらに、企業の背後にある利害関係者やロビー活動の透明性欠如も改善の余地がある点として挙げられている。
それでも国際的には高評価
一方で、TIはオランダに対し「世界の腐敗の逆流に対抗できる模範国となる可能性がある」と評価しており、次期首相ロブ・イェッテン(Rob Jetten)と新政権に期待を寄せている。
TIディレクターのラウズウィス・ファン・デル・ラーン(Lousewies van der Laan)氏は、「健全な競争環境は、企業が投資先を決めるうえで極めて重要」と述べ、腐敗防止が経済面でも有利に働くと強調した。
世界的には後退傾向
TIは、腐敗認識指数の**全体的な傾向として「先進国におけるスコアの低下」**を警告している。
オランダ
過去10年で83点→78点(5点減)
イギリス
11点減
ベルギー
8点減
特にアメリカは30位まで順位を下げ、TIは「トランプ政権下で腐敗に対抗するリーダーから、腐敗の触媒に変わった」と厳しく非難している。報道の自由の抑圧、利益相反の常態化、司法の独立性低下が問題として挙げられた。
腐敗認識指数2026
1位:デンマーク(89点)
2位:フィンランド(88点)
8位:オランダ(78点)
最下位:南スーダン、ソマリア(いずれも最下位タイ)
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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