ファットバイクの暴走に20超の自治体が危機感、政府に規制導入を要請
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法的な抜け穴に自治体が苦慮
オランダ国内で急増しているファットバイクに対して、20を超える自治体が安全面の懸念から政府に規制導入を求めている。これはニュースサイトNU.nlの調査によって明らかになった。
ファットバイクは元々、太いタイヤと高出力モーターを備えた電動自転車で、若者を中心に人気を集めているが、最高時速が40km/hを超えるケースもあり、歩道や狭い自転車道での危険運転が頻発している。
アムステルダム市の広報担当者は「今の法制度のままでは、都市ごとに解決策を講じなければならないのは“異常”だ」と批判。現行法ではファットバイクはe-bikeに分類されており、仮に特定の機種を禁止しても、メーカーが一部仕様を変更すれば再び販売が可能になるため、抜本的な規制が困難と指摘している。
独自の対策も限界
いくつかの自治体では、公共キャンペーンや親子への啓発活動に力を入れている。例えばデルフト市では、「政府が何の対応もしないことは非常に遺憾だ」とし、地元の学校や保護者を対象にした注意喚起を展開。
またユトレヒト市では、狭い自転車専用道でファットバイクが40km/h以上で走行している事例を報告。ヘンドリック=イド=アンバハト(Hendrik-Ido-Ambacht)では歩道走行やコーナーを曲がる際の危険運転が多発していると警告している。
国レベルの対応は?
2023年に自治体がインフラ・水管理担当大臣へ共同書簡を提出したものの、国としての具体的な規制導入はこれまで進んでいない。
下院(Tweede Kamer)では、ヘルメット着用義務化や14歳未満の利用制限に対する支持が広がっているが、政府側はファットバイクの重量・出力を基にした区分規制の是非について第三者調査機関に委託しており、その報告書が今月末に提出予定。
これを踏まえた議会での公式討論は9月4日に予定されている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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