オランダ首相、燃料税引き下げに慎重─中東情勢でガス価格30%急騰
📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/090326-3)からの移行アーカイブです。
「燃料税を下げる段階ではない」
オランダのロブ・イェッテン(Rob Jetten)首相は、ガソリンやディーゼル価格の上昇を注視しているものの、現時点では燃料税(物品税)の引き下げを行う予定はないと述べた。
首相は週末、ニュース番組「Nieuwsuur」で「遠くで起きている戦争が国内のガソリン価格を押し上げるのは大きな影響があります」と語った。政府は、価格動向の監視とエネルギー供給の安定確保に取り組んでいるとしている。
ガソリンとディーゼルが高騰
現在の推奨小売価格は、
ガソリン:約 2.39ユーロ / リットル
ディーゼル:約 2.44ユーロ / リットル(過去最高)
となっている。
2022年の税減額は終了
オランダ政府は2022年4月、ロシアによるウクライナ侵攻でエネルギー価格が急騰した際に、燃料税を一時的に引き下げた。この措置は何度か延長されたが、最終的に2026年1月1日から再び燃料税が引き上げられた。
イラン情勢が価格を押し上げ
現在の価格上昇の背景には、イランをめぐる軍事衝突がある。アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始してから1週間以上が経過し、紛争は収まる兆しを見せていない。その影響でエネルギー市場は大きく動いた。
アムステルダムのガス取引市場では、ガス価格が約30%上昇し、69ユーロ / MWhに達した。
原油価格も急騰
ガス価格の上昇は原油価格の高騰と連動している。
WTI原油:20%上昇し109ドル以上
ブレント原油:19%上昇し110ドル以上
となり、2022年夏以来初めて1バレル100ドルを突破した。
**【追加情報】**オランダの燃料価格は税金の割合が高く、ガソリン価格の約半分が税金と付加価値税で構成されている。欧州では中東情勢が悪化すると、原油輸送ルート(特にホルムズ海峡)への影響懸念からエネルギー価格が急騰することが多い。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


/s3/static.nrc.nl/images/gn4/stripped/data147562008-0eb5db.jpg)

