子どもの写真をSNSに投稿するリスク─専門家「将来に影響する可能性」
📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/090326-2)からの移行アーカイブです。
SNS投稿が将来問題に?
親がSNSに投稿する子どもの写真や動画が、将来思わぬ問題を引き起こす可能性があると専門家が警告している。メディア教育の専門家マライエ・ラーヘンダイク(Marije Lagendijk)氏は、AD紙に対し次のように語った。
「今は無害に見えるコンテンツでも、何年も後に再び表に出てくることがあります」
その結果、就職活動などで影響が出る可能性もあるという。
3歳の少女の動画が議論に
最近、SNSで注目を集めたのは、障害を持つ3歳の少女ノールチェ(Noortje)の動画だった。動画では、自宅で本棚から本を取り出した後、母親とやり取りする様子が撮影されていた。この動画は、若者によるパロディ動画、大人や企業による反応などが広まり、議論を呼んだ。
ラーヘンダイク氏は「子どもや若者が他の子どもの動画で冗談を言うのは理解できます。彼らは結果を十分に予測できないからです。しかし、大人や企業が他人の子どもの動画を利用するのは限度を超えています」と指摘する。
「公共の存在」になってしまう危険
母親は、娘への愛情と誇りを示すために動画を投稿したという。しかし専門家は、子どもをオンラインで可視化すること自体にリスクがあると指摘する。
「社会の多様性を理解するきっかけになる点は良いことです。しかし、そのことが本当に子どもにとって良いのかは、慎重に考える必要があります」
子どものプライバシーは子どものもの
ラーヘンダイク氏は、親が忘れがちな重要な点として子どもにもプライバシー権があることを挙げる。
「それは親のものではなく、子ども自身のものです。親は管理することはできても、所有することはできません」
投稿前に考えるべきポイント
専門家は、特に次のような写真の投稿に注意すべきだと指摘している。
お風呂の写真
海やプールで半裸の写真
予防接種で泣いている様子
公共の場での癇癪
これらは子どもが公開されたくない可能性の高い瞬間だという。「この写真は誰のために投稿するのか?」と自問することが重要だと専門家は言う。
デジタル記録は長く残る
インターネット上のデータは何十年も残る可能性がある。ラーヘンダイク氏は「子どもが将来仕事に応募する時、多くの雇用主は応募者をGoogleで検索します」と説明する。その際、
泣いている動画
癇癪の動画
などが見つかると、現在の本人とは関係なく印象に影響する可能性がある。
いじめの原因になることも
SNSに投稿された子どもの動画がいじめの材料になるケースもある。専門家は、若者から次のような相談をよく聞くという。「母のFacebookにある動画でいじめられている」
そのためラーヘンダイク氏は、親に対して「もし子どもの安全を最優先に考えるなら、投稿しないことが最も安全です」と助言している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


