ティルブルフの工業地帯で屋根が崩落―積雪30cmが3万㎡の大型建屋を直撃
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屋根が雪の重みに耐えきれず崩壊
2026年1月8日(木)の夜、オランダ南部ティルブルフのVossenberg(フォッセンベルフ)工業団地内にある大型商業施設で、屋根全体が崩落する事故が発生した。原因は、屋根に積もった大量の雪とみられている。
地元放送局Omroep Brabantによれば、この建物は総面積はおよそ30,000平方メートルにのぼる。
前日から異常兆候
実は、事故の前日(7日水曜)午後4時ごろ、建物ではすでに異常が発生していた。従業員が「建物内に強風のような音が響いた」と感じ確認に向かうと、壁が歪み始めているのが目視で確認されたという。
消防の調査で、屋根内部の梁(はり)が破損し、約1,000㎡の屋根が一部崩壊。その衝撃で壁に大きな亀裂も入っていたことが判明。建物全体がすでに不安定な状態に陥っていた。
避難済みで人的被害なし
この兆候を受けて、ティルブルフ市はすぐに中西ブラバント安全地域(Veiligheidsregio Midden- en West-Brabant)と連携し、緊急措置を講じた。
具体的には、
・電気、ガスの遮断
・建物の完全退避
・緊急サービス(消防・警察)の出動見送り
が実施された。その結果、屋根が全面崩落した際、建物内には誰もおらず、負傷者はゼロだった。市の広報は、「前日に崩落の危険性が高いと判断し、すでに退避措置を完了していた。今回の崩落で人的被害がなかったのは、そのおかげだ」と述べた。
国内で相次ぐ“雪による屋根崩落”
この事故は、今週オランダで発生している“屋根崩落”の連鎖の一環でもある。今週初めには、ユトレヒトのスポーツホールでも屋根が崩落。さらに、IKEAは平屋根に積もった雪の重みを懸念し、ユトレヒト、ブレダ、フローニンゲンの店舗を一時閉鎖する対応をとっている。
約20cm以上の雪が一部地域に短期間で積もったことが共通の要因とみられ、今後さらに被害が拡大する恐れもある。
所有者が保険会社と対応を協議中
今回崩落した建物の所有者にはすでに連絡済みであり、今後の対応については保険会社と協議中とのこと。
建物の完全倒壊も視野に入れた再建・解体の判断が迫られるとみられる。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


