13歳で麻薬の運び屋に…急増するオランダ若年層のコカイン回収犯
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未成年がコカインを回収に
ベルギー当局によると、2025年初頭から140人を超える麻薬回収犯(uithalers)が、アントワープ港で摘発された。半数以上がオランダ国籍で、20人は未成年、最年少はわずか13歳だった。彼らは、南米から運ばれてくるコンテナ内のコカインを取り出す任務を担っていた。
ベルギー連邦警察のAn Berger氏は、「オランダでは初犯は軽い判決で済むが、ベルギーでは大人なら平均40ヶ月の実刑、未成年も数週間から数ヶ月の少年院送りになる」と説明している。
報酬は“iPhone”や数千ユーロ
若者たちはSnapchatやTelegramなどのSNSを通じて勧誘され、少額の報酬や派手な生活に憧れてリスクの高い任務に参加するという。警察によると、中にはiPhoneや500ユーロ程度で動く者もいれば、最大で2万ユーロが提示されたケースもある。
ベルギーで容疑者を多く担当する弁護士Chantal van den Bosch氏は、「多くの若者が『夜には家に帰れる』と思い込んでいるが、それは大きな誤解」と警告している。
摘発件数増加の背景
アントワープ港の摘発件数が急増している背景には、密輸戦略の変化がある。以前のようにトン単位での輸送ではなく、50~60ブロック(レンガ型)のコカインを小分けにして輸送し、複数日にわたって複数のグループが回収に来る手法が採られている。「1回失敗しても、次の日にはまた別のグループが送り込まれる」とBerger氏は述べている。
麻薬は主に冷蔵コンテナのエンジン部分に隠されており、GPSトラッカーを使って位置を特定、回収役に座標が渡される仕組みになっている。
捨て駒にされる若者たち
摘発された若者たちの多くはロッテルダムやアムステルダムの脆弱な環境にある家庭出身だが、地方都市から来た例もある。Van den Bosch氏は、「使い捨てにされるのが現実。雇い主たちは、捕まったら即座に関係を絶つ」と語っている。同氏は顧客には黙秘を推奨しており、「黙秘した記録を肌身離さず持ち歩け、それが“裏切り者ではない証拠”になる」とアドバイスしている。
ジャーナリストのJoris van der Aa氏によると、これらの若者の中には、かつてオランダで花火爆弾を民家に投げ込む“下っ端”として使われていた者も多いという。「コカインが“失われた”と判断された段階で、最終手段として若者が送り込まれる」。
また、ベルギーの犯罪組織は摘発リスクが高いと理解しているため、オランダより未成年者を使うことが少ないという。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


