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アムステルダム中心部の運河、ディーゼル船を禁止し電動化へ
政治・行政

アムステルダム中心部の運河、ディーゼル船を禁止し電動化へ

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ディーゼル船の航行禁止へ

アムステルダム市は、2024年4月1日から中心部の運河に「排出ゼロゾーン(エミッションフリーゾーン)」を導入する。これにより、運河を航行できるのは電動または水素燃料のボートのみとなる。この方針は、市の空気質担当アルダーマン(行政官)であるメラニー・ファン・デル・ホルスト氏が市議会に宛てた書簡で発表したもの。オランダの新聞Paroolが報じた。

移行期間と例外措置

完全な電動化に向け、すでにヴィネット(通航許可)を持っている船舶には移行期間が設けられる。2024年4月1日以前にヴィネットを取得した船舶は、種類に応じて3〜5年間ディーゼルエンジンの使用が認められる。一方で、歴史的な船舶(浮かぶ文化遺産)は特例として2030年までディーゼル航行が許可される。

市は4月1日から警告の発行を開始し、7月または8月から罰金を伴う取り締まりを実施する予定だ。

なぜ排出ゼロゾーンが必要?

ファン・デル・ホルスト氏によると、アムステルダム市民の寿命は大気汚染の影響で約11か月短くなり、市内の汚れた空気は1日あたり4.4本のタバコを吸うのと同じ影響を与えているという。

この新ルールの主な目的は、以下の3つ。

・大気汚染の軽減
・CO2排出削減
・騒音公害の抑制

特に運河を航行するディーゼル船の排出ガスが、市の空気汚染の一因となっていると指摘されており、運河を利用する船舶の電動化は、市内の環境改善に向けた大きな一歩となる。

既に旅客・貨物船は排出ゼロが義務

アムステルダムではすでに、2024年1月1日から旅客船と貨物輸送の船舶に対して排出ゼロ(電動または水素燃料)を義務化している。ただし、一部の事業者には2025年3月1日までの例外措置が適用されている。この新たな規制によって、観光ボートを含む小型のプレジャーボート(娯楽用船舶)も、排出ゼロ化の流れに組み込まれることになる。

参考

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