イラン戦争でオランダ軍が犠牲の可能性─首相が警告
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「犠牲の可能性ゼロではない」
オランダのロブ・イェッテン首相(Rob Jetten)は、イランをめぐる紛争の中でオランダ軍に被害が出る可能性があると警告した。ただし、その可能性は「非常に小さい」と強調している。イェッテン首相は定例記者会見で、フランスから要請されている地中海へのオランダ海軍フリゲート派遣について言及した。
政府は週明けに派遣の可否を最終判断する予定である。
フランス空母の防衛任務
派遣が決まれば、オランダ海軍のフリゲート艦エヴェルツェン(HNLMS Evertsen)がフランス空母を防衛する任務に就く。任務には、必要に応じてイラン側のミサイルやドローンを迎撃する可能性も含まれる。イェッテン首相は「このフリゲート艦は空からの攻撃を迎撃する能力を十分に持っている」と説明した。
ただし政府は、兵士の安全を十分に確保できるかどうかを慎重に検討しているという。
東地中海で緊張拡大
今週には、キプロスのイギリス軍基地がイラン系とみられるドローン攻撃を受け、地域の緊張が急速に高まった。
これを受けて
ギリシャはフリゲート艦2隻と戦闘機2機を派遣
トルコも攻撃対象になったと報じられる
など、東地中海で安全保障の警戒が強化されている。イェッテン首相は「トルコやキプロスの状況こそ、我々がこの地域に艦艇を派遣する理由だ」と述べた。
EUの結束強化を訴え
また首相は、今回の紛争をめぐって欧州連合(EU)の国際的影響力の弱さが浮き彫りになったと指摘した。EU加盟国の対応は分かれており、スペインのペドロ・サンチェス首相(Pedro Sánchez)は米国の攻撃を批判。一方、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相(Friedrich Merz)はイラン政権を排除する必要性に言及している。
イェッテン首相は「急速に変化する地政学の世界で、EUが共通の立場を取るまでに時間がかかりすぎている」と述べた。先週のEU首脳との会談を振り返り、「ブリュッセルではこの問題が広く共有されている」と語り、外交・安全保障分野での欧州の連携強化を訴えた。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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