フローニンゲンとホーンに「マタニティホテル」開設へ
📦 この記事は旧 HARRO LIFE(https://harrojp.com/articles/060725-2)からの移行アーカイブです。
続々とマタニティホテル開設
産後ケアの担い手が不足する中、オランダのケア団体は自宅でのサポートに代わる新たな選択肢として、母親と新生児が滞在しながらプロの支援を受けられる「マタニティホテル」を開設した。今週フローニンゲンに1施設が開所し、来週にはホーンでも運用が始まる予定である。
夏の出産ピークと人手不足
フローニンゲンではこの夏、約100人の妊婦が産後ケアを受けられないリスクがあった。Postnatal Care Het Groene KruisのLindy van Breda Vriesman理事は、「夏は出生数が多い一方で、ケア提供者も自身の家族と休暇を取りたがる時期。さらに今年1月からの法改正で、フリーランスの支援者30名との契約を解除せざるを得なかった」と述べている。
マタニティホテルの仕組み
このホテル形式のケアでは、病院やホテルの一角に母子用の部屋を設置。日中も夜間も看護資格を持つ専門スタッフが常駐し、複数家族への一括支援が可能になる。自宅訪問型に比べて効率がよく、スタッフにとっても「勤務スケジュールが明確」「チームで協働できる」「体力的負担が少ない」など好意的な声が上がっている。
利用者の反応は予想以上
「開始当初は1家族しかいなくて不安だった」と語るVan Breda Vriesman,氏。しかし開設翌日の7月2日にはすでに満室となり、「利用したい」と指名する家族も増えているという。利用者からは「サポートが手厚く、何かあればテキスト1本でスタッフが駆けつけてくれる」という利便性への評価も聞かれる。
「ケアの未来形」か?
施設で勤務する産後ケアスタッフのAlida氏は、「ここなら保護者も安心でき、スタッフにとっても心身ともに余裕が持てる」と話し、マタニティホテルが将来的にオランダ全体の産後ケアモデルになり得る可能性を指摘している。
慣れない環境への不安も
一方で、利用者の一人Tineke Mennensさんは「自宅ではないので最初は少し違和感があった」とも語っており、自宅での出産ケアに慣れているオランダ人家庭にとって、慣れるまでに時間がかかることも示唆されている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


