大半のスケートリンクがヘルメット義務化せず―脳損傷リスクに警鐘
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全国でわずか3施設
オランダ公共放送EenVandaagによると、2023年9月にオランダスポーツ評議会(De Nederlandse Sportraad)がスケートリンクでのヘルメット着用義務化を勧告したにもかかわらず、全国21の人工リンクのうち、義務化に踏み切ったのは以下の3施設のみ:
ティアルフ(Thialf)
エルフステーデンハル(De Elfstedenhal)
アイスバーン・デ・フリート(IJsbaan De Vliet)
それ以外の18施設では「推奨」にとどまっており、現在、手袋の着用が唯一の実質的な安全ルールとして広く守られているという。
きっかけは重大事故
先行して義務化したティアルフのビジネスマネージャー、Yvonne Kager氏は次のように語る:
「昨年、重大な事故が起きて救急車を呼ぶ事態となりました。手首の骨折は6週間で治りますが、頭部外傷はずっと深刻です。」
リンク側の懸念
一方、ハールレムのリンクでは義務化には慎重姿勢だ。運営責任者のRob Kleefman氏は次のように指摘する:
「入場料が4ユーロ、スケート靴のレンタルが5ユーロ。さらにヘルメットで+4ユーロとなると、家族連れには負担が大きすぎます。誰がそれを取り締まるのでしょう?」
彼自身はヘルメットを着用し、「Skate Safely(安全に滑ろう)」のスローガンを掲げ、利用者に呼びかけているという。
外科医「10人に1人は頭部外傷」
外傷外科医で熱心なスケーターでもあるRein de Haan医師は、スケート中の事故のうち約10%が頭部損傷であり、軽視できないと警鐘を鳴らす:
「一見少ないようですが、こうしたケガは半年間も後遺症を引きずることがあります。転倒してボウリングの玉のように滑って、他の人を巻き込むこともある。」
プロは着用、一般にも波及なるか?
競技レベルでは、マススタートや団体追い抜き、ショートトラック、マラソンレースなどではヘルメット着用が義務化されている。
Kleefman氏は「スキーではかつてヘルメットが珍しかったが、今では当たり前。スケートでも同じ流れになると信じている」と語った。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


