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オランダ政界、再び混迷へ:10月の総選挙に向けて始動
政治・行政

オランダ政界、再び混迷へ:10月の総選挙に向けて始動

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内閣崩壊の経緯

2025年6月3日、極右政党「自由党(PVV)」の指導者ヘールト・ウィルダース(Geert Wilders)が連立政権からの離脱を表明し、ショーフ(Schoof)内閣が崩壊した。ウィルダース氏は、移民・難民政策に関する自身の提案が他の連立与党に拒否されたことを理由に挙げている。ショーフ首相はこれを「無責任で不必要な行動」と非難し、国王に辞表を提出した。

暫定内閣の役割と制限

ショーフ首相は辞任後も、自由民主党(VVD)、新社会契約(NSC)、農民市民運動(BBB)の3党と共に暫定内閣を率いる。この「デミッショナリー内閣」は、次の政権が発足するまでの間、日常的な行政業務を継続するが、新たな政策立案や論争的な法案の提出は制限される。議会は、どの案件が「論争的」と見なされるかを決定する予定である。

総選挙の見通し

新たな総選挙は、2025年10月以降に実施される可能性が高い。選挙日程の決定には、選挙管理委員会と地方自治体の準備期間が必要とされるため、夏季休暇明け以降になる見込みである。

各党の対応と今後の展望

NSCのニコリーン・ファン・フルーンホーフェン(Nicolien van Vroonhoven)党首は、ウィルダースとの再連携を否定し、「彼とは再び協力しない」と明言した。一方、VVDのディラン・イェシルギョズ(Dilan Yeșilgöz)党首は、PVVとの将来的な協力を完全には否定していないが、ウィルダースの行動に対して強い怒りを示している。BBBのキャロライン・ファン・デル・プラス(Caroline van der Plas)党首は、事前に他党を排除することはしないと述べ、対話の可能性を残している。

ウィルダースは、今後の選挙でPVVの支持を拡大し、次期首相の座を目指す意向を示しているが、最新の世論調査ではPVVの支持率が低下傾向にあり、労働党・グリーン左翼連合との支持率が拮抗している。

参考

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