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LGBTQ+の自己肯定感が過去最低に―公共空間と家庭内の偏見が拡大
社会

LGBTQ+の自己肯定感が過去最低に―公共空間と家庭内の偏見が拡大

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43%にとどまる

2025年8月に公開されたオランダの世論調査番組EenVandaagによるPride特別調査によれば、自身をLGBTQ+と認識するオランダ人のうち、「社会に受け入れられている」と感じている人は43%にまで低下した。

これは5年前(2019年)の62%から大幅に減少しており、調査に参加した2,416人のLGBTQ+回答者の多くが、日常的な不快体験や敵意の増加を報告している。

宗教的・保守的背景の敵意

回答者の多くは、公共空間やSNS上での敵意ある発言、侮辱、暴力的言動が増えていると指摘。特に、宗教的・保守的、または多文化的背景を持つ若者からの攻撃的行動が目立つという。

あるゲイの回答者は、「通りで敵意を向けてくるのは、違うバックグラウンドを持つ若者たちだ」と語り、実際に「ゲイを殺せ」と叫ばれた経験もあると述べた。

家庭内でも差別的な発言

公共空間だけでなく、家族、友人、職場などの私的空間でも差別的な発言がより露骨に。47%が「以前よりも周囲が平然と侮蔑的なことを言うようになった」と感じている。

ある参加者は、「甥が誕生日パーティーで突然『ゲイは普通じゃない。押し付けるな』と言い出した。かつては優しく育ちのいい子だったのに」と語る。

侮辱、脅迫、唾かけ、嫌がらせも

この1年間で、LGBTQ+回答者の42%が不快な体験をしており、12%が脅迫、9%が唾を吐きかけられたと報告。18%が職場で、20%が家庭内でこうした被害に遭っている。

ある人は、「同僚の前で侮辱的なジョークを言われたことで、その後もからかわれ続けた。病気ではなかったが、毎日が心身ともにつらかった」と語っている。

米国旅行を避ける人が47%

不安は国内にとどまらず、トランプ再登場後のアメリカや、反多様性政策を取る諸外国への懸念も増加。

・72%が国際的なLGBTQ+の地位に不安を感じている

・47%が「アメリカへの旅行を避けている」

・62%が旅行前に「LGBTQ+フレンドリーか」を確認(前年より5ポイント増)

参考

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