沈黙を破る怒りのデモ―ロッテルダムで1000人以上が女性殺害に抗議
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ドレ・ミナが50年ぶりに帰還
8月3日(日)、ロッテルダム中心部のショウブルフ広場(Schouwburgplein)に1000人以上が集結し、女性殺害(フェミサイド)に抗議するデモ行進が行われた。主催したのは、1969年に創設され70年代に中絶の合法化や男女平等のために活動したフェミニスト団体「ドレ・ミナ」。その後活動を終えていたが、最近の女性殺害事件に対する社会の無関心を受けて復活した。
「、2日間で2人の女性が殺された」
デモのきっかけとなったのは、7月16日にゴーダで元夫に射殺された39歳のJoeweelaさん、その2日後にノールト=ブラバント州フライメンで恋人に殺害された38歳の女性の2件のフェミサイド。
「2人の女性、2日間、2件の殺人」というスローガンが掲げられ、赤いハイヒールが犠牲者を象徴する形で並べられた。広場には被害女性たちの大きな肖像写真が掲げられ、静かだが力強い怒りの声が響いた。
女性だけの問題ではない
ドレ・ミナのメンバー、Joiceさん(43)は演説でこう訴えた。「暴力は女性だけの問題ではなく、社会の問題。だからこのデモは性別や政党の枠を超えている」
参加者には1970年代の活動家の姿もあり、78歳のTherèseさんは「怒りで涙が出る。皆が話すだけで何もしない」と悔しさを滲ませた。
政治家や男性も共鳴
左派連合GroenLinks-PvdAの国会議員Songül Mutluer氏も参加し、フェミサイド対策の法整備を提案中と発言。「これは文化の問題ではない。人権の問題であり、社会全体の問題だ」と述べた。
また男性の参加も目立ち、50歳の父親Roelandさんは娘とともに手作りのプラカードを持参。「フェミサイドは男の問題だ。男がもっと声を上げる必要がある」と話した。
フェミサイドの現実
オランダでは8日に1人の女性が殺されているという。その約60%がパートナーまたは元パートナーによる犯行であり、ドレ・ミナは「フェミサイド・マーチは社会への警鐘だ」と呼びかけている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


