今年の大晦日も花火はOKに―全面禁止は「最低18か月先」
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禁止案過半数支持も、導入は先
オランダ政府は、今年の大晦日(2025年末)に全国的な花火禁止を実施することは「事実上不可能」との見解を示した。
公共交通および環境担当のChris Jansen政務官(PVV所属)は、議会での審議や条件整理に最低18か月かかると説明している(NOS報道)。
議会は花火禁止に賛成多数
火曜日、GroenLinks-PvdAと動物党(PvdD)による花火全面禁止提案に、連立与党のNSCとVVDも条件付きで賛同したことで、議会では過半数の支持が得られた。
・VVD
禁止だけでなく、「違法花火対策や取り締まり計画」が必要
・NSCとVVD
キリスト教民主派の提案にも賛同
→ 例外として、地域の団体などによる小規模な打ち上げは容認すべきとする立場
VVDのInge Michon議員は、「花火を完全に排除したいわけではない」と強調した。
花火禁止をめぐる実務上の課題
Jansen政務官は、例外規定を設けることによって「個人や家庭の申請も許可されるのか?」といった線引き問題が生じると指摘。JA21のJoost Eerdmans議員も、「家族で申請できるのか?」と例を挙げて懸念を示した。
その結果、2025年末の年越しでは花火禁止は間に合わないことが確定した。
実施遅れに批判
GroenLinks-PvdAのJesse Klaver議員は、「一刻も早い実施が必要。遅れることで緊急サービスにさらなる負担がかかる」と主張
ChristenUnieは、最後の年となる可能性のある今冬に「花火愛好家が暴走する“アルマゲドン”になる」と懸念している。
伝統か安全か?社会的分断も
多くの政党議員は、花火がオランダの伝統であることを惜しむ気持ちを示しつつも、
「救急隊員への暴力」
「事故の多発などを理由に禁止せざるを得ない」
と述べている。
一方、農民党(BBB)のCaroline van der Plas党首は、「良識ある市民が静かに花火を楽しむのを、なぜ止めるのか。理解できない」と怒りをあらわにした。
政府は中立姿勢 議会の決定待ち
Jansen政務官は、「政府は花火禁止そのものには中立」としながらも、議会で最終決定が出るまで実施準備や補償の検討は進めない方針を示した。
花火業界への補償についても「議会での判断に委ねる」としており、これに対しChristenUnieのMirjam Bikker議員は強く反発している。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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