オランダ、重症のガザ地区の子ども受け入れを決定―医療・人道支援拡充へ
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「ごく少数」の重症児童を受け入れ
オランダ暫定政権は2025年10月2日、ガザ地区から生命の危機にある子どもたちを「ごく限られた人数」受け入れることを発表した。これは、外務大臣David van Weel氏と開発協力担当国務長官Aukje de Vries氏が下院に送付した書簡で明らかにした。
ガザ地区では医療体制のほぼすべてが「機能不全に陥っている」とされ、受け入れる子どもたちはいずれも「高度かつ専門的な医療を要し、即座に命の危険がある状態」にあると説明された。
ただし、オランダ国内の医療提供能力にも限界があるため、受け入れ可能な人数は極めて限定的になるという。
他国の対応と国内の議論
これまで、イタリア、スペイン、近隣の中東諸国がすでに患者を受け入れてきたが、オランダ政府は当初、「治療はできる限り地域内で行うべきだ」との立場を維持していた。この方針には、社会党(SP)やその他の野党が反発し、重症の子どもたちの受け入れを求める動議を提出していたが、下院ではわずかな差で否決されていた。否決に回った政党には、PVV、VVD、BBB、FVD、SGP、JA21などが含まれる。
しかし今週、与党VVDが立場を転換し、それを受けて政府側から今回の受け入れ決定が表明された。
2,500万ユーロの支援パッケージ
併せてオランダ政府は、医療と人道支援のために総額2,500万ユーロ(約40億円)の拠出も発表した。
この資金は以下の用途に使われる予定:
・医療機器や薬品の供給
・現地の病院支援
・水道インフラの修復と整備
・衛生環境の改善
Van Weel外相とDe Vries国務長官は、この支援が「数千人に即時的に届く」とし、特に多くの患者が流入しているエジプトやヨルダンの医療体制の「一時的な緩和」にもつながると述べている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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