オランダ政権、わずか8か月で崩壊:ウィルダースが連立離脱を表明
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連立与党がウィルダース離脱
6月3日(火)、VVD、NSC、BBBの3党が正式にPVVの連立離脱を確認。これにより、シューフ内閣は過半数を失い、政権崩壊が確定した。11月の選挙から8か月の協議を経て誕生した政権は、わずか数か月で幕を閉じることとなった。
崩壊の背景
ウィルダースは先週月曜、他党に相談なしで10項目の強硬な亡命政策を突如発表した。内容には以下が含まれる:
・亡命申請の全面停止
・シェルターの閉鎖
・家族呼び寄せの停止
・シリア難民の強制送還
法律や国際条約に反すると専門家が指摘する項目が多く、実現性に乏しい内容だった。
PVV大臣の責任と他党の主張
亡命・移民政策を担当していたのはPVV所属のファーベル大臣。他党は「すでに連立合意に盛り込まれた政策を遂行すべきなのはPVV自身だ」と繰り返し主張していた。
「合意はすでにある。ファーベルが動けばよかっただけだ」(NSC・ファン・フローンホーフェン)しかしウィルダースは、「今すぐ署名を」と他党に強要し、最終的に対話の扉を自ら閉ざした。
繰り返された脅しと今回の決定打
ウィルダースは過去にも何度か「要求が通らなければ連立を離脱する」と脅していたが、今回はついに実行に移した形だ。政権崩壊の責任はPVVにあるとの見方が広がっている。
NOS政治記者ラース・ヘールツは、「今回は本当に後戻りできない。ウィルダースは名誉ある撤退の道すら自ら塞いでしまった」とコメントしている。
今後の展開と影響
シューフ内閣崩壊により、再び組閣交渉か再選挙の可能性が現実味を帯びてきた。PVVは第一党ではあるものの、他党との協調能力に深刻な疑問符が付いたままだ。オランダ政治は再び不安定な過渡期に突入する。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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