学校で心理的暴力によるいじめが増加 教育監査局が警告
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いじめの深刻化と心理的暴力の増加
オランダの教育監査局(Inspectorate of Education)の調査によると、2022/23年度の学校内の相談件数は2,317件となり、前年より165件増、2021/22年度と比べると574件増となりました。
特に注目されるのは、半数以上が心理的暴力(pyschologische geweld)に関連している点です。監査局は、いじめの深刻度と持続期間が増していると指摘し、「4~5年間続く深刻ないじめも確認されている」と警鐘を鳴らしました。
深刻な心理的暴力
心理的暴力の報告のうち、半数以上が深刻ないじめに関するものでした。監査局は、「いじめを受けた子どもたちへの影響は甚大である」と懸念を示しています。さらに、いじめの内容が脅迫へとエスカレートする傾向も見られ、身体的暴力や武器の使用を伴う脅迫に発展するケースも増加と分析されています。
性的虐待・ハラスメントの件数は減少も、学校職員による加害割合が増加
一方で、性的虐待やセクシャルハラスメントの報告件数は減少しました。
・2022/23年度:470件(全2,152件中)
・2023/24年度:377件(全2,317件中)
しかし、加害者が教師や学校職員であるケースの割合が増加しており、96件の性的虐待事案のうち、62件は教師や用務員など「学校で職務を持つ人物」によるものでした。また、48件の事案では犯罪の可能性があると判断され、被害者が警察(vice squad)に通報または告訴するよう勧められました。
政府の対応
Eppo Bruins教育相とMariëlle Paul教育副大臣は、いじめやハラスメントの増加について「どのような不安全な状況も容認できない」と述べ、懸念を表明しました。
また、相談件数の増加については、
・秘密相談員の認知度が高まり、相談しやすくなった可能性
・学校の社会的安全に対する関心が高まった影響
・被害者が報告しやすい環境が整ってきたことによる増加
といった要因も影響していると説明しています。それでも、政府は「この問題を極めて重く受け止めている」とし、「全ての生徒が安心して学べる環境を提供する責任を感じている」「学校に秘密相談員の配置を義務付ける法案を準備中」と述べ、教育現場の安全確保に引き続き取り組む方針です。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


