期限切れのOVチップカード、払い戻し申請が増加
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残高返還請求が増加
オランダの公共交通カード「OVチップカード」の発行元であるTranslinkは、2024年の年次報告書の中で、期限切れカードに関する未返金残高が減少し、払い戻し申請者数が増加したことを発表した。
特に効果があったのは、「Heel Holland checkt」(全オランダ人、残高確認中)キャンペーン。この広告キャンペーンを通じて、1.5万人以上がウェブ経由で払い戻し申請を行ったという。
5年以上前のカードの残高は…
Translinkによると、有効期限から5年以上経過したカードに残っていた残高は、
2023年末
1,800万ユーロ
2024年末
1,300万ユーロ
と、約500万ユーロ減少した。広報活動には、交通会社がバスやトラム、地下鉄車両への広告掲載、公式サイトでの周知などで協力することができた。
匿名カードでは返金が難しく
ただし、匿名カード(所有者情報の登録がないカード)については、「誰が利用しているか分からないため、返金が困難」とTranslinkは述べている。
これがキャンペーン実施のもう一つの理由だったという。「費用対効果の高い成功したキャンペーンだった。利用者の財布にも優しく、返金制度の認知度も上がった」と報告書に記されている。
未返金分の一部は「OVpay」に
OVチップカードは発行から5年間使用可能で、その後さらに5年間は残高返金が請求できる。計10年を超えると返金請求不可となり、未請求残高はTranslinkの裁量で「利用者のために活用」される。
2024年にはこの資金から1,140万ユーロが使用され、
・銀行カードで交通機関にチェックイン、アウトできるOVpayシステムへの投資
・返金申請の簡素化
・顧客対応体制の改善
に使われた。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


