アムステルダム、2040年までのガスフリー住宅実現は困難
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2040年のガスフリー目標は「達成困難」
アムステルダム市が2040年までに全住宅を天然ガスから切り替える計画について、現在の状況では達成不可能であることが明らかになった。持続可能性を担当するジタ・ペルス市議は、2月1日(木)の市議会への書簡の中で、計画の遅れについて報告した。
この目標は2020年に設定されたが、熱供給ネットワーク(ヒートグリッド)の整備が進んでいないことが主な原因とされている。
熱供給ネットワークの課題とコスト問題
大手エネルギー企業 Vattenfall(バッテンフォール) は昨年、すでに建設された住宅地でのヒートグリッドの敷設を中止すると発表した。その理由はコストが高すぎるためだ。さらに、熱供給ネットワークの利用料金がガスよりも高くなるという問題も発生しており、市民の支持が低下。これに対し、市は利用者に補助金を支給しているが、根本的な解決には至っていない。
国の政策と財政支援の不足
ペルス市議は、政府の法整備と財政支援の遅れも大きな障害になっていると指摘した。「現時点では、政府からの集団熱供給システム(ヒートグリッド)への財政支援が不十分です。また、新たな『集団熱供給法(Collective Heating Act)』により、民間企業の投資意欲が低下する可能性があります。」
この新法では、熱供給会社の公共セクターへの関与を強化する方針が示されているが、これがかえって民間投資を抑制する結果となっている。
短期的にはCO2削減を優先
アムステルダム市は依然として2050年までの気候中立(カーボンニュートラル)達成を目指すが、熱供給ネットワークの遅れを受け、戦略を変更することを決定した。今後3〜5年の短期的な対策として、ハイブリッドおよびオール電化の給湯システムを導入し、CO2排出量の削減を推進する方針だ。
長期的には熱供給会社の設立を目指す
今後、アムステルダム市は公共主体の熱供給会社を設立し、熱供給ネットワークのコスト削減を目指す考えだ。
「短期的にはできる限りCO2排出を削減しつつ、最終的にはガスフリーの目標を維持する。」2040年の完全ガスフリー達成は難しいものの、アムステルダム市は引き続き脱炭素化を進める構えを見せている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


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