アムステルダムの歴史的教会フォンデルケルク、大晦日深夜の火災で全焼
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154年の歴史に幕
アムステルダムの中心部に位置する歴史的ローマ・カトリック教会「フォンデルケルク(Vondelkerk)」が、2025年から2026年への年越しの最中に発生した大規模火災により、全焼した。
火災は1月1日未明、午前0時すぎに発生。炎は瞬く間に建物全体を包み込み、塔や屋根の一部が崩壊。アムステルダム=アムステルラント安全地域(Veiligheidsregio Amsterdam-Amstelland)の広報担当者は「フォンデルケルクはもはや救えない。完全に火に包まれており、建物全体が崩れる可能性がある」と語った。
停電と避難、だが負傷者なし
火災の影響で、周辺約90世帯が停電し、住民が避難を余儀なくされた。隣接するフォンデル公園(Vondelpark)への延焼リスクはないとされている。
幸いにも、これまでのところ負傷者の報告はない。出火原因は現在も調査中であり、年越しの花火や火器の使用との関連性が注目されている。
フォンデルケルクの歴史
フォンデルケルクは1872年に建設され、1977年まではローマ・カトリック教会として使用されていた。その後は宗教施設としての役目を終え、近年はイベントスペースやスモールビジネスの拠点として利用されていた。ゴシック様式の建築と歴史的価値を持ち、地元住民や観光客に親しまれていた。
今回の火災で、154年の歴史を持つ文化遺産が失われたことに、地元では大きな衝撃が広がっている。
同夜に他地域でも火災
大晦日から元日にかけて、オランダ国内では他にも複数の火災が発生した。
ヘレフーツスライス(Hellevoetsluis)では、住宅の地下にある駐車場で火災が発生し、40〜45人の住民が避難。ロッテルダム=ラインモンド安全地域によると、避難者は近隣の施設へ一時的に移送された。
またヒレホム(Hillegom)では、マットレス倉庫が大規模火災に見舞われ、当局がNL-Alert(緊急警報)を発令。住民には「バリケードの内側にとどまり、窓を閉め、煙を吸わないように」と指示された。こちらでも負傷者は出ていない。なお、当初は花火店やマットレスショップとの誤報があったが、現在は正確な施設名が確認されている。
情報源: HARRO LIFE (legacy)


