フランス産コンドーム700万個を回収——オランダ当局がオンライン購入に警告
破損リスクのある10ブランドがEU全域で流通、STI検査も推奨
フランス政府がEU全域で販売されたコンドームの大規模回収を命じたことを受け、オランダの医療・青少年ケア監察局(IGJ)は消費者とインポーターに対し、該当製品のオンライン購入を直ちに控えるよう警告を発した。問題とされているのは、破れやすさへの懸念から安全基準に抵触すると判断された超薄型タイプのコンドームで、10ブランド・計700万個がEU全域での回収対象となっている。
なぜ回収に至ったのか
これらのコンドームはいずれも、マレーシアのメーカー「Richter Rubber Technology」が製造したものだ。フランス当局の調査により、ラテックスの品質および厚さが安全規制の定める基準を満たしていないことが判明した。対象ブランドには、広く知られた「Vitalis」や「Einhorn」「ON」「Joy Division」のほか、フェアトレードやサステナブルをうたう小規模メーカーの製品も含まれており、環境・倫理志向の消費者の間でも一定の需要があった製品群が対象となっている点が注目される。回収対象の全ブランドリストはフランス政府の製品回収情報サイト「Rappel」で公開されている。
オランダ当局の対応と生活への影響
IGJはSTI(性感染症)の拡大リスクを主な根拠として、消費者だけでなく輸入業者にも購入・取り扱いの停止を求めた。違法販売を防ぐための追加措置についても検討を進めているという。フランス・オランダ両国の当局は、該当製品を使用した人にはSTI検査を受けるよう強く勧告している。また、生理が遅れている女性には妊娠検査も推奨されており、早めの確認が呼びかけられている。
在蘭日本人を含むオランダ在住者にとって、今回の回収は身近なオンラインショッピングにも関わる問題だ。対象ブランドはECサイトでも流通していたとみられるため、過去に購入した製品のブランド名をRappelのリストで照合することが当面の対策として有効だ。IGJが違法販売への監視を強める姿勢を示している一方、消費者側も製品情報を自ら確認する注意が引き続き求められる。
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情報源: DutchNews



