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Nijmegen Vierdaagse walking children
社会 読了 2分

ほぼ全盲の11歳ボアスくん、仲間のためにナイメーヘン四日間行進を歩く

「長すぎる」と思っていた道のりを、クラスメートへの思いが支えた

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毎年7月、オランダ東部の都市ナイメーヘンで開催される「フィールダーハーセ(Vierdaagse)」は、世界最大規模のウォーキングイベントとして知られる。今年、その参加者の中にひときわ注目を集める少年がいる。ホイッセン出身の11歳のボアスくんだ。ほぼ全盲という状況でありながら、最年少クラスの参加者として四日間の長距離歩行に挑んでいる。

歩く理由は「自分のため」ではなく「仲間のため」

ボアスくんが参加を決めた動機は、自身の挑戦のためだけではない。彼が通うのは、ハーテン州フラーフェにある視覚障害者専門の学校「コーニンクライケ・ヴィジオ(Koninklijke Visio)」。そのクラスメートたちが、より自由にスポーツや遊びを楽しめるよう、特別なスポーツ活動のための資金を集めることが今回の目的だ。視覚に障害のある子どもたちが参加できるスポーツ機会は限られており、専用のプログラムや設備には相応のコストがかかる。「みんなも自由に楽しく遊べるようにしてあげたい」——付き添う父親のシモンさんはそう語る。

「こんなに長いのか」——それでも歩き続ける理由

フィールダーハーセは、年齢や参加コースによって歩行距離が異なるが、子どもであっても複数日にわたって数十キロを歩くことになる。ボアスくんは最初にコースの長さを知ったとき、「なんて果てしない道のりだ、と思った」と率直な感想を明かしている。それでも彼は申し込みを取り下げなかった。全行程、父親のシモンさんが寄り添い、二人で一歩一歩を刻んでいる。

視覚に障害を持つ子どもがこうした大規模イベントに参加すること自体、容易ではない。ルートの把握、群衆の中での移動、長時間の体力消耗——いずれも健常者以上の準備と周囲のサポートを必要とする。それでもボアスくんが前に進み続けるのは、クラスメートたちの笑顔を思い浮かべているからだろう。

オランダ社会に伝わる「小さな勇気」

フィールダーハーセは毎年数万人が参加する国民的行事であり、沿道には多くの市民が声援を送る。こうした場でボアスくんのような参加者の姿が広く知られることは、視覚障害を持つ子どもたちの置かれた状況や、彼らが必要としているサポートへの社会的関心を高めるきっかけにもなる。チャリティとしての側面を持つ今回の挑戦は、募金という形で具体的な支援につながる可能性もある。オランダ在住の日本人にとっても、地域のイベントを通じてこうした取り組みを知り、応援する機会として身近に感じられるのではないだろうか。

情報源: AD

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