今夏2度目の熱波警戒計画が発動、来週は32度超も
RIVMが7州にコードイエロー、6月熱波では480人の超過死亡
オランダ公衆衛生研究所(RIVM)は今週末から、今夏2度目となる国家熱波対応計画を発動した。気象機関KNMIとの協議を経て発動が決定され、土曜日朝よりゼーラント、南ホラント、北ブラバント、リンブルフ、ユトレヒト、ヘルデルラント、オーヘライセルの7州にコードイエロー警報が発令されている。週末は29度前後で推移し、来週初めには南部・東部を中心に32度を超える地域も出る見込みだ。KNMIはあわせて、今後数日間の紫外線の強さについても警告を発している。
27度超で発動される「熱波対応計画」とは
国家熱波対応計画は、持続的な27度超の高温が予想される際に自動的に発動される仕組みだ。主な目的は、医療・介護の専門職や地域の非公式ケア担当者に対し、リスクの高い人々——高齢者、幼児、慢性疾患を抱える患者——への見守りを促すことにある。RIVMは一般市民に対しても、こまめな水分補給、室内や身体を涼しく保つこと、そして頭痛・めまい・強い口渇・倦怠感といった熱中症の初期症状に注意するよう呼びかけている。
6月熱波の教訓——約480人の超過死亡
今回の発動は、6月の熱波からわずか3週間足らずでの再発動となる。RIVMの推計によると、6月18日から29日の前回熱波では約480人の超過死亡が記録され、その大半は80歳以上の高齢者だった。この熱波はKNMI史上初となる「コードレッド」警報を伴うほどの記録的なものだった。今回はコードイエローにとどまるものの、前回の経験を踏まえれば油断は禁物だ。
欧州全体で続く記録的な高温
オランダの猛暑は、より広域の気候パターンの一部でもある。EUの気候変動監視機関コペルニクスによれば、西欧全体で今年6月は観測史上最も暖かい6月となった。フランス西部では9つの県で最高レベルの赤色警報が継続しており、スペイン南部では山火事が猛威を振るっている。
在蘭日本人にとっても、この時期の外出や運動には十分な注意が必要だ。特に冷房設備が限られているオランダの住宅では、室内温度の上昇が見落とされがちになる。高温が続く日には定期的に換気を確認し、周囲の高齢者や体の弱い人への声がけを心がけたい。
広告掲載にご興味のある方は こちら
情報源: DutchNews

/s3/static.nrc.nl/wp-content/uploads/2026/07/11035745/Lowres_NSJ_2026_04_Sienna_Spiro_01_Andreas_Terlaak.jpg)

