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オランダ移住前に必要なA1語学試験――合格のコツと準備の進め方
社会 読了 2分

オランダ移住前に必要なA1語学試験――合格のコツと準備の進め方

スピーキング・リーディング・社会知識の3科目、受験料は計150ユーロ

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オランダ在住のパートナーと一緒に暮らすために移住を考えている非EU圏出身者にとって、避けて通れないハードルがある。それが、渡航前に出身国のオランダ大使館または領事館で受けなければならないA1語学試験だ。この試験に合格して初めて、パートナー居住許可証(MVV)の申請資格が得られる。スリナム出身者など一部の例外はあるが、EU域外の多くの国籍者が対象となる。

3科目の内容と合格ライン

試験はスピーキング、リーディング、オランダ社会知識(KNS)の3科目で構成される。スピーキング試験(30分)では、好きな色や余暇の過ごし方といった日常的な質問に答える形式が中心で、「グリーン」「サイクリング」といった一語で十分な場面も多い。Inburgering.orgの創設者キリル・スヴァヴォリア氏は「難しい文法は必要ない。大切なのは言語に費やす時間だ」と語る。

リーディング試験(35分)は19問の三択式で、建物内の案内表示や短いメールなどオランダの日常場面を題材にした文章が出題される。英語話者であれば単語の類似性から意味を推測しやすい問題も多く、「キーワードをテキスト内で探す」スキャニングの練習が効果的だという。社会知識試験(30分)は30問の多肢選択式で、王妃マクシマの出身国や処方箋の受け取り場所といった実用的な知識が問われる。スピーキングとリーディングの合格ラインはいずれも60%、社会知識試験は10点満点中6点以上が必要だ。

準備と費用、在蘭日本人への示唆

準備にあたってはDuolingoなどのアプリで語彙を増やしながら、Inburgering.orgの練習問題を繰り返し解くことが推奨されている。スヴァヴォリア氏自身もオランダ語を一から習得した外国人であり、「一日に1,000語を詰め込もうとしてはいけない。コツコツと時間をかけることが鍵」と説く。試験本番では時間的なプレッシャーを感じやすいが、焦らず設問をしっかり読むことが重要だという。

費用面では、3科目の受験料は合計150ユーロ。全科目を通過して初めてMVVパートナービザの申請に進める仕組みのため、一科目でも不合格になると再受験が必要になる点には注意が必要だ。

すでにオランダに住む日本人にとっては直接関係しない試験だが、日本にいるパートナーをオランダへ呼び寄せる際には避けられないプロセスとなる。手続きの複雑さに身構えてしまいがちだが、スヴァヴォリア氏は「練習さえすれば誰でも合格できる」と断言する。オランダ暮らし7年目の彼が言うように、言葉の壁があっても「ここを自分の家にすることはできる」。まず試験という最初の一歩を、着実に踏み出すことが肝心だ。

情報源: DutchNews

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