ガザ支援船のオランダ人活動家、イスラエル兵による性暴力を刑事告訴へ
医療記録・法医学報告書を証拠に、拷問・暴行疑惑も含め訴追求める
今年4月、ガザへの人道支援を目的に出航した国際flotilla「Global Sumud Flotilla」。428人の活動家を乗せた支援船は国際水域でイスラエル軍に拿捕され、乗船者たちはイスラエル南部のアシュドッド港に強制的に連行された。あれから3か月、オランダ人参加者らはその経験を法廷で問う段階に移行しようとしている。
性的屈辱から歯を折られるまで——活動家たちが語る拘束の実態
flotillaを運営するGlobal Sumud Flotillaの広報担当者はANP通信への声明で、男性参加者の一人が衣服を剥がれ性器をつかまれるなどの性的屈辱を受けたと述べた。女性参加者にも同様に裸にさせる行為があったという。オランダ人参加者のセリサ・ファン・ケステレンは、両手を後ろに回した姿勢で少なくとも8時間にわたって膝をつかされたと証言。また別の活動家ジェシー・ファン・スハイクは、拘束者の一人が歯を2本折られたと明かしている。
組織側は性暴力にとどまらず、暴行・屈辱的な扱い・拷問の疑いでも告訴を行う方針を示した。医療記録、法医学報告書、レントゲン写真を証拠として提出する予定で、活動家らが負った傷には肋骨骨折や神経損傷などの重傷も含まれるとしている。
国際的な追及へ——フランスでは既に捜査が始動
オランダ国内での法的手続きが動き出す一方、欧州規模での司法的対応も広がりつつある。フランスでは検察の反テロ部門が、フランス人参加者に対してイスラエルが戦争犯罪および拷問を行ったとの疑いで既に捜査を開始している。flotillaには複数の国籍の活動家が参加しており、各国での対応が連動する形になれば、国際的な圧力はさらに高まる可能性がある。
オランダのロブ・イェッテン首相は拿捕当時、拘束者への扱いを「品位を傷つけるもの(degrading)」と表現し、懸念を示していた。ただし、政府として法的手続きへの直接的な関与に踏み込むかどうかは現時点では明らかにされていない。
オランダ在住者にとっての意味
オランダ市民が当事者となったこの事件は、国際人道法や戦時における性暴力の訴追をめぐる議論を国内でも再燃させている。刑事告訴が正式に受理されれば、オランダ司法がどこまで国際水域での外国軍の行為に管轄権を及ぼせるかという問いが浮かび上がる。活動家支援組織や法律家グループはこの動きを注視しており、今後の捜査の進展が焦点となる。
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情報源: DutchNews



